売掛金は債権の一種であり、お金と同じ価値を持ちます。しかし、決められた期日が来るまではただの紙切れです。一般的に、3カ月~半年程度の期日が設定されることが多いようです。基本的には、このくらいの期間待てばいいだけなので、特に問題が起きることはないわけですが、時に問題が起きることがあります。
大きな問題になるのは、企業が倒産してしまって債権が回収できない時です。取引先の企業が倒産してしまったら、最悪のケースでは1円も回収できないことがあります。回収できたとしても、1割程度の少額になるケースも多いそうです。3カ月~半年程度の期日の間に取引先の企業が倒産してしまう可能性はかなり低いですが、こういうリスクがあるということは知っておいた方がいいでしょう。
自分の会社のほうが倒産の危機になることがあります。売掛金現金化が利用されるのは、主にこちらのケースでしょう。現金が足りなくて設備の維持費が払えない・従業員の給料が払えない。そんなときに役に立つのが、売掛金現金化です。
ファクタリングと呼ばれることのほうが多いです。売掛金現金化を利用したら、一定の手数料を支払うことですぐに現金が手に入ります。手数料はサービスによりますが、1割~2割程度が相場になっています。経営はうまくいっていて黒字なのに、現金が足りないために倒産していった企業もたくさんあるそうです。
そんなときに、売掛金現金化を利用したら黒字倒産を避けることができます。
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