在庫商品でもファクタリングサービスが利用可能

ファクタリングサービスというのは、保有する売掛債権をもとに資金調達する契約が一般的です。したがって、売掛債権を持たない小売店などの事業者は、利用できないのではないかと思いがちかもしれません。しかしながら、ファクタリングサービスといってもさまざまなものがあって、売掛債権以外のもので利用することが出来る場合があるのです。その一つが、「在庫商品ファクタリング」といわれるもので、小売店など在庫が余っている場合に、それを譲渡することで現金化することが可能になります。

特に、小売店にとって余剰在庫というのはやっかいな問題であり、それを手放すことが出来て、かつ現金も入ってくるとなれば、それに越したことはないでしょう。手続きに関しては、それほどむずかしいことはなく、流れもスムーズにいく場合が多いです。手順は、ファクターに在庫製品の査定を依頼し、その額に納得がいけば買い取ってもらえばよいのです。この流れは、例えるなら、不用品買取と似ているといってもよいかもしれません。

気になる現金化までの期間ですが、通常の売掛債権譲渡のように即日というケースは少なく、1週間から数週間みておくことが必要です。ただし、利用の際には注意すべき点があり、譲渡する先は「古物営業法」の許可を取得している業者にする必要があります。ファクタリングサービスをおこなう業者は、特に特別な資格が必要ではないのですが、在庫商品の買取は古物取引にあたるため、古物営業法の許可が必要となるのです。許可がないままおこなうと法に抵触するため、必ず事前に確認するようにしてください。

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