請求代行サービスを利用するときには

社内で経理や請求業務を担当している場合、さまざまな問題が発生します。請求書発行の手間・入金管理・督促といった作業負担を全て自社で背負わねばなりません。こうした問題を解決するために、請求代行サービスが注目されています。請求業務は、毎月発生する業務です。

ですが取引先の数が増えればそれだけ、業務負担が大きくなります。さらに利益に直接結びつく部門ではないため、アウトソーシング化を希望する企業が増えているのです。請求代行サービスでは、請求書の発行から発送までの作業だけではなく、代金回収の督促や入金確認、口座への代金振り込みといったさまざまなサービスを提供しています。取引先ごとの請求状況の管理や与信審査まで、任せることが出来るのです。

便利な請求代行サービスですが、利用するときにはいくつか注意したいポイントがあります。まず、今後は請求代行サービスを利用することを取引先に通知する必要があることを、忘れてはいけません。第三者から請求書が届くという認識をされてしまうと、今後の取引に影響を及ぼす可能性があります。丁寧な説明が必要です。

さらに、取引先の支払い状況に関してはより注意を払うことが大切となります。請求代行サービスによっては、未回収金を保証してくれるケースもありますが、どこの取引先が支払いを遅らせているのかなどの情報は、取引のためにも自社が把握すべきです。代行サービス社とは密なコミュニケーションをとって、詳しい状況を知るべきでしょう。